「おい、ちょっと待て……… 最後って何だよ…」 小日向くんが俯き、右手で頭を抱えた時だった。 「リ……ク……どういう事?」 体育館の入り口から細い声が聞こえてきたのは。 ───え? 恐る恐る 声の方に振り向くと・・・ ぼんやりと浮かぶその姿は─── 「心美ちゃ…………」