彼はそう言うと、あぐらをかく。 丁度この時間は どの部活もココを使わないようで 2人っきり───… ちゃんと言わないと。 「あ、のね…小日向…君。」 なかなか言い出せない。 心臓がバクン、バクンと 僕の中で大きな音をたてていて。 ───全身の血が勢いよく廻る。 心美ちゃんを 幸せにできるのは彼しかいない。 「幸せにして」って頼めるのも 小日向君しか考えられないんだ。 だから━━━━━…