また恋をした、その時に。




ココ(地球)に戻ってきた僕は
ある人との待ち合わせの為に
学校へと向かっていた。



ふと、上を見上げると
厚い雲に覆われた空───…

ゆっくりとその形を変えながら
右から左へと流れていく。

月では見られない
動いている景色が、目に焼き付いて消えないんだ。



彼女はココの世界の人で
自分は違う別世界の住人。

だから、
ちゃんとお別れしないとね…

1度、立ち止まる。




“心美ちゃん、好きだよ

ごめんね、心美ちゃん

 そして、ありがとう───

幸せになってね。
僕が背中を押すから”


さまざまな感情が交差して、
じわぁ…っと
目頭が熱くなってきて。



両手の甲で涙を拭ってから

また歩き始めた。