「記憶は消さないで下さい!!! あと、もう一度だけ… 1時間だけでもいいんです。 向こうに行かせてくださいませんか。」 ───僕の『願い』を どうか 消さないで… 「……………」 「このままじゃ…後悔ばかりなのです。お願いします!」 僕は目の前にある石(天のお月様) に頭をつけた。