これだけで 心が甘く溶かされていって─── この時の私は 例えば,熱い紅茶の中に入れた 氷砂糖のように 溶けてなくなってていくなんて 知らなくて。 溶かすモノが熱ければ、熱いほど 溶けるのもハヤイ───… 「決勝戦も頑張らないとね 僕、今なら恐いものはないよ。 心美ちゃんがいるもん。」 「そうだね、リクに期待してるよ」 そう話しながら 2人で手を繋いで体育館まで歩いた。