また恋をした、その時に。




「うん、試合頑張るのよ!」

先生は両手で握りこぶしを作ってそう言った。



「はい!行こ?心美ちゃん…」

ベッドからぴょんっと飛び降りて
私の手をぎゅっと握る。


反射的に繋がれた手を見てしまう自分。


途端、私の顔は急激に熱くなって

真っ赤な顔を隠すように

反対の手で不自然に髪を掻き上げた。


“先生の目の前で何してるの…っ”

ドキドキも速くなって。



「あらあら、仲が良いこと。ウフッ」



リクは満足そうな笑顔を見せながら


「ありがとうございました。」


私の手を引いて
保健室を出ていったんだ。