周りの目なんて気にならなかった。 心美ちゃんしか、見えない。 「ちょ…リク…?」 「僕ね?心美ちゃんの事が……」 話始めた瞬間。 心美ちゃんは僕の腕を ガシッと掴んで振り返る。 それから、 目も合わせずに僕の手首を掴んで 体育館の入り口に向かって どんどん前を歩いていって…