また恋をした、その時に。




相手チームにとっては
絶対に落とせない1点。

またしても、
トスは小日向君に上がり
彼は助走し、勢いよく踏み切る。


 “ま、また来る…”

僕の心臓の鼓動は更に速くなって

さっきよりやや後ろで構える。

次の瞬間。
何も考える時間もないほどに、

それはあっという間で。