一際大きくなった歓声。 頭の中は真っ白。
手がジンジンする…………
僕が、スパイクを打ったの?
嘘、信じられない………
と、コートの中で
自分の手のひらを見つめた…
「リク、やるじゃん!」
「凄いジャンプ力だな…」
「リク君、ナイススパイクだよ」
とか、声を掛けてくれたり
何度も頭をぐしゃぐしゃにされて
小日向君と一緒に練習した事とか
この試合絶対負けたくない!とか
みんなで繋げて取った1点なんだと思うと
胸がいっぱいになって
じわぁっ………と
目頭が熱くなって咄嗟に
腕で顔を拭う。
「リク、ナイススパイク。
でもまだ泣いちゃダメだよ…」


