トスが上がる。 僕は何も考えられなくて。 反射的に 一歩後ろに下がり イチ、ニ、サンで助走をつけ 思いきり踏み切り、腕を振り下ろす。 バンッ・・・ 僕が打ちつけたボールは ネットを通過して 角度をつけて相手コートに。 小日向君が 一瞬でボールの動きをよんで その場所に移動する。 レシーブしたボールは 正面ではなくて、 右に弾かれコートの外に。 体育館のステージの床に落下して 何回か弾みながらステージの奥へと消えていった。 24─24 同点。