チームのみんなが
心美ちゃんの所に集まる。
僕は、一番最後に、
戸惑いながら声を掛けた。
「…心美ちゃん、ナイスフェイントだよ!」
「リクもナイスカットだったよ」
パチンと手を合わせる。
それだけの言葉と手を合わせただけなのに
じわぁ…っと
元気が出てくるんだ。
小日向君には敵わないけど
僕は、僕なりに精一杯
力を尽くせば
その分だけ
何か結果がついてくるよね。
だから
全力でボールに向かうよ。
試合は進んでいき、
15ー14。
1点差で勝っている。
点をとっては、取られる
そんな接戦した状況が続いていて
「リク!!!」


