また恋をした、その時に。




  「嫌ってないよ。」

思わず声に出ていた。

カーテンの向こう側に姿を消した
リクの切なげで儚げな後ろ姿が、
私の心をぎゅっと締め付ける。


彼はこんなにも純粋な気持ちを
率直に伝えてくれているのに
私は1人で意地はって、
全然気持ちを伝えていない。

強くならないといけないのは
私のほう。

そんな事を思っている時だった。


カーテンに再び人影が映ったのは。