「え?」 彼は驚いたように、高い声をあげる。 その声に驚いた私は、視線をリクに向けた……… 眉を下げ、俯きながら 何か考えている様子で。 「どうか、した?」 「…僕は…具合悪くない… 心美ちゃんが心配でどうしても、ここに来たかったんだ。 嘘ついたんだ… 勝手に来たら、また嫌われちゃうと思って… これ以上、嫌われたくないのに… ごめんね。」 小さな震える声でそう言うと 椅子が床と擦れる音がする。 彼はそのまま私に背を向ける。