───暗い部屋に僕はいた。 オレンジ色の柔らかい光を放つ豆電球。 布団を肩からしっかりかけて 胸元でグッと手を握りしめる。 その時だった、 枕元にあった携帯のランプが 鮮やかに、虹色に光る。 そのランプは数秒で、消えた。 ────メールだ。 携帯を手に取り、受信BOXを開くと心美ちゃんからだった。