15歳からの恋愛白書

「「え?」」



私と熊君の声が重なった。



「今週の日曜、暇?」



「あ、うん、大丈夫だけど・・・」



「じゃあ、またメールするから。
ほら、昼休み終わるよ」



そう言うと富田君は自分の席に戻っていった。


残された私と熊君は、何となく顔を合わせて首を傾げた。