15歳からの恋愛白書

サラッ



再び伏せっていた私の髪が、また撫でられた感触に揺れた。


やはりさっきのは勘違いではなかった。



富田君が私の髪をかすかに撫でていたのだ。




(誰かに見られなかったかな・・・)



生理痛で紫色をしていた私の頬が少し赤らんだ。