「うんうん、里山さんは勘が鋭いようだね。
曜介のことなんて、もうお見通しだ。
さすがココに受かっただけある」



うなずく富田君に、



「待て待て、オレもお前もココ受かっただろうが!
よし、分かった。
中間テストで勝負だ!」



と、またまた喰ってかかる。



「ふむ・・・それ面白そうだな。
じゃあ、オレと曜介と里山さんで勝負しよう。
負けた人は勝った人の言う事をきくってのでどう?」



「えぇ、私も入るの?」




騒ぎ出した私に、富田君は当然と言わんばかりに、ニヤっと笑ってみせた。




こうして、文化祭が終わる頃には、私にとって居心地の良い3人グループが出来上がっていた。