なんで女子ってあんなうるさい合コンなんて好きなんだろう??


私はそんなことを思いながら屋上へ向かった。



私が、屋上に入ろうとしたとき



ドンッ



誰かにぶつかった。


その反動で私は尻餅をついた。


「痛……」

「ごめん、大丈夫??」


見上げると、背の高い男。

「……大丈夫。」

「マジで??良かった〜。」

そいつはなぜか私に馴れ馴れしかった。

そして私はそいつにちょっとムカついた。


「俺、勇二っていうんだ。君は??」

「……美亜。」

「美亜ちゃんか……ねぇねぇ、メアド教えてよ。」

「え〜、やだよ。」

「いいじゃん。」

「い・や」

結局私は半ば無理やりメアドを言わされた。


「ん、ありがとう。じゃね。」

と勇二は言って帰って行った。


「………はぁ」

私はため息をつきながら、床に寝転がった。