いきなり
あたし達の前に車が止まった。


「乗れ」


すっかり
顔が普通の色になった和樹が言った。


『この車って誰の?』

「俺の」


『なんであんたが車持ってるのよ!!』


「親父から貰った」



……。
和樹の家ってお金持ちなんだね…。


『お父さんって何の仕事してるの?』


「知らねー。

けど、なんかの社長」




しゃ、しゃしゃしゃ社長!!









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