「………な、何?」


何って…お前が呼べって言ったんじゃん!!


『だから、名前呼んだじゃん!!』


あたしは和樹の顔を見た。



………!!


『あ、あんた顔真っ赤!!』


「見んなよ…」


と言いながら
和樹は右腕で自分の顔を隠してしまった。




和樹……
隠すなら真っ赤な耳も隠そうよ……










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