「キレイだね。田宮さん、花に詳しいの?」 どうして、会話を続けようとするの? 明らかに今の私は、彼を不快にさせてるのに。 おもいっきり目をそらして、淡々と聞かれたことだけに答える。 普通の人なら、もう私と話そうとしないのに。 相馬くんは、私の態度に機嫌を損ねることなく、話しかけてくる。