ピュア *first love*




そして、数日後。


図書委員の初めての活動の日。図書室に向かう前に、俺は永井先輩のクラスに行って、こう伝えた。


「今日の部活は、休みます」


放課後の図書室。


俺は彼女より、一足先に図書室に着いた。そこには司書の女の先生がいた。


「相馬くん、本好きなの?」

「有名どころしか知らないです。江戸川乱歩とかは制覇したかな」

「あれは読みやすいもんね。ところで、あなた確かサッカー部じゃなかった? 大丈夫なの?」

「ああ、それは……」


次の瞬間、図書室の扉が開く。だけど俺が待っていた相手ではなかった。


「相馬、ちょっと……」


深刻な顔をした、永井先輩だった。