教室の窓際で、なおから数学の宿題を教えてもらっていると、大野先生がドアから顔を出す。 「週番、悪いけどクラス全員のノート集めて、化学室に持ってきてくれるか?」 「あれ、週番ってあみじゃない?」 「うん」 べっと舌を出して、嫌な顔をする私。まだ数学の宿題が終わってないのにー。 「一緒に行こうか?」 「一人で大丈夫だよ」 「じゃ、残りの問題は私がうつしておいてあげるから、行ってきな」 「ありがとう!」 なお、優しい。大好き! 私はクラスメイト30人分のノートを集めて、廊下に出た。