「猫舌のあみには、氷一個入れてきたよ」 「わ、ありがとう!」 なおが作ってくれた甘いホットココア。両手でマグカップを持って一口飲んだ。 「おいしい」 「甘いものはリラックス効果と、幸せ効果もあるんだって」 大好きな大好きな親友。なおはきっと、落ち込んでいる私を励ましてくれる為に、家に呼んでくれたんだ。 ありがとう……。 翌朝。 彼は下駄箱の前で、私が登校してくるのを待っていた。 喧嘩したうえに、昨日の人前でのキス。なんだか、顔を合わせづらい。