「ふたつの高校に的を絞ってみたんだけど、どっちを受験するか迷ってるの」 「うん」 「共学か女子校。私、男の子が苦手だから、女子校にしようと思ってたんだけど……。共学なら相馬くんの学校に近いの」 二宮くんは腕を組んで、唸りながら考え込んだ。 「相馬にも言ったけど、将来を考えて決めたら? 男の子が苦手なまま、社会に出てやっていける? 克服する為にも、共学に行く手もあるし……。俺なら毎日会いたいから、近い学校を選んでくれたら嬉しいけど」 なるほど。将来を見据えて……ね。