「今から俺に怒られるのに、遊べると思ってるの?」 温和で優しい性格のくせに……全然怖くないもん。 「……私だって、怒ってるもん」 「分かった。とりあえず、何で怒ってるか理由を聞こうかな」 私はわざとらしく彼の前で、大きなため息をついた。 そんな私の態度にカチンときたのか、彼の手が胸元まで伸びた髪に触れてくる。 あ……やばい。 私の髪に触れてくる時は、いつもキスをしてくる前……。