月曜日。 教室の扉の前で、深呼吸する。私は笑顔で教室に入った。 「おはよう」 ざわめく教室。友達が一斉に駆け寄ってきて、私の髪に触れてきた。 「あみ、違う人みたい!」 「バッサリいったね。もったいない」 「でも、似合ってる」 軽くなった髪の分だけ、私の心も軽くなれたらいいのにね……。 視線を感じて、振り向くと彼と目が合う。 見つめあった時間は3秒くらい。彼は目を伏せて、何もなかったように教室から出ていった。 切ないよ……。苦しいよ。 でも、忘れる。忘れなくちゃダメなんだ。