それに二人きりは気まずいと思っていたから、よかったじゃない。 よかった……けど。なんでたろう? 傷ついている自分がいる。 ショックを受けている自分が……滑稽に思えた。 自分で終わらせた恋なのに……バカだよね。 唯一の、彼との接点がこれで完全になくなってしまった。 これでいいんだ。そう自分に言い聞かせて、図書委員の仕事を始めた。