そんな冷めた空気を和ませようと、同じクラスの桜庭が笑って、俺の肩を組んできた。
「最近のお前、元気ないじゃん。気分転換にみんなで楽しく遊ぼうぜ?」
みんなって? ここにいる女の子も含めて?
遊ぶって合コンでもする気か?
俺は組まれた腕を取った。
「悪いけど、そんなことしてる暇があったら、自主練してたほうがマシ」
また空気が悪くなる言葉を言う俺に、桜庭は無理やり笑顔をつくる。
「相馬は真面目すぎるんだよ。あんな暗い女なんか忘れて、パアッと遊ぼうぜ?」
……は?
一気に逆上する体。俺は気づいたら、桜庭の胸ぐらをつかんでいた。


