湧き起こる入道雲のような不安感、焦燥感。 落ち着かなきゃ、と思っていた矢先。 「黙って言う通りにやればいいんだ!」 雷のようなひとことと机を叩いた大きな音が、教室いっぱいに響いた。 首を元に戻すと、声の主が顔を真っ赤にして息を荒げている。 今まで一度も聞いたことのない、大庭君の大声。 いつの間にか立ち上がって近寄っていた3人。 その近くの机が、斜めを向いている。