数学の授業が始まって10分… 黒板に並ぶ意味不明な文字。 やっぱり数学嫌い… ため息をつきながら、何となく横を見る。 レインは、ノートに綺麗に文字を書いていく。 間違いなんて、1つもない。 ツキン… ん? 何だろ、今の痛み… 痛んだ胸を押さえる。 痛みは消えていた。 気のせい…かな? 「魅羽?胸痛いの?」 レインが、心配そうな顔で私の顔を覗き込む。 「あ…何でもないよ」 「そう?」 首を傾げるレイン。