それから、一週間して、美月と猛君のお祝いをした。


タッちゃんの先輩が、レストランでコックとして働いてる事も有り

貸し切りにしてくれた。


あたしは、黒のミニのワンピを着て、

髪を緩く巻いた。


直樹君と待ち合わせて会場まで行く。


「亜紀ちゃん!」

50m先に、直樹君がいた。


打ち合わせをしたかの様に、直樹君も黒のスーツに、青のシャツだった。


「格好いい…。」

思った言葉が出てしまう位、格好良くて
ホストになったら、No.1になれる程。

ホストはヤダ…。

やっぱり、あたしの彼氏でいて欲しい。

「何、見とれてんの?」


「なっ…何でもないよ。早く行くよ?」