とぼとぼと歩く部室までの道のりはとても遠い。 保健室の扉の前で立ちすくんでみても、中に入ることなんて出来なかった。 言えなかった気持ち 言えなかった言葉 そして 痛いほど伝わって来た大野の気持ち 何も返せななかった、わたし 何故 こんなに すれ違ってしまったの? ただ一生懸命毎日を過ごして ただ一生懸命好きな人を想って 忙しい毎日を送っていたつもりの 自分の気持ちで精一杯だった ちっぽけなわたし ・