名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。

そう信じようと思ったけど、真顔でパンチはされるし悪態はつかれるし、やっぱりモモの気持ちがわからない。


「あたしのこと、嫌いじゃない、……よね?」


閉じたばかりのノートを見下ろして、悪口しか言われていない現実にプッと下唇を突き出す。


切ない気持ちを吹き飛ばしたくて、両腕を思いっきり上にあげてグイーンッと伸びをした。


「くうーっ、今日はヘタレかあーっ。あたしってヘタレだったんだあーっ」


誰もいない部屋に、あたしの投げやりな声だけが大きく響く。