名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。

「キャーッ、モモー!会いたかったよー!」


ギブスを棚やテーブルの足にドスンバタンとぶつけて、大きな音を出しながら近付くあたしをモモがハッと見上げる。


なかなか上手く歩けなくてまごまごしているうちに、耳を伏せたモモがピョンッとソファーから飛び下りた。


「あっ、モモ!どこ行くの!?久しぶりなんだからこっちに来て抱っこさせてよっ」


慌てるあたしに振り返ったモモの表情は、まるで……。