名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。

いっぱいに開けたあたしの目から、熱い涙が今にもこぼれそうになる。


「……モ、モ」


あたしはスウッとその子猫に手を差し延べた。


すると耳を伏せて警戒したままの子猫が、ジリジリ近付いてあたしの指の匂いをかぐ。


「……こっち、おいで」


ピクンと疑ったような視線であたしを見上げると、子猫が一回だけ頬っぺたをあたしの指先にこすった。