名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。

だんだん大きくなってくるその鳴き声は、胸が痛くなるくらいしわがれたとても必死な叫び声だった。


「ちょっと岡田っ、ボーッとしてないでどこにいるのか探しなさいよっ」


「ウイー、ムッシュ」


岡田の返事を合図に、あたし達はガサゴソとねこじゃらしをかき分け始める。


「声は近いけど、こっちにはいなさそうだな」


岡田の独り言をシカトして突き進んでいくと、あたしの目の前に草の中からポロンと一匹の子猫が姿を現した。