痩衰えたモモの体を、あたし達はしばらく抱いていた。


動かないけど温かいままのモモにたくさん話しかけながら。


モモが淋しくないように。


モモが悲しくならないように。


あたし達は本当にモモと出会えて幸せだったと、繰り返し何回もありがとうと伝え続けた。