名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。

涙ぐむお母さんを見て、あたしは本当にモモが危ない状態なんだって理解した。


「……モモ、死んじゃわないよね?」


呆然としながら震える声であたしが聞くと、目を伏せたお母さんが小さくうなずく。


無言で死ぬわけないじゃないと言っているはずなのに、まるで叶わない願い事のような雰囲気がした。


もうあと少しで家に着く。早く。早く。


あたしは両手を膝の上で固く握りしめて前を見据えた。