名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。

それがどうしても不服で、唇をブニュッと出してほお杖をついた。


「一日に一回しか聞けないっていうのに。今までなんか嬉しかったことってあったかなぁ?」


シャーペンを机にコトンと置いて、ペラペラと一枚ずつ見慣れた自分の文字をさかのぼっていくと。


『ドケ』『クサイ』『ハンパナイ』『ムカツク』『アリエナイ』『ヘンタイ』


とても期待したような言葉が出てきそうになくて、あたしはため息を吐きながらめくっていた手を止めた。