そんなある日、マサトが言った。 「いつ、帰っちゃうの??」 「20日だよ」 「20日かぁ。なら行けるよ」 「どこに??」 「19日に縁日があるの帰っちゃう前に一緒に行こ」 「うんっ」 帰るのはイヤだったけど、縁日は楽しみだった。