『お父さんと、お母さん、心配するよ!?』

幼い私に、そう声をかけてくれた男の子。

『心配なんて、するわけないよ。

だって私、いらない子供だもん!』

『そんなことあるわけないだろ!?』

私と同じ子供のくせして、妙に大人っぽいことを言う子だった。

そんな彼の、一生懸命な言葉が私の心の支えだったりもした。

でも。

やっぱり…。