君色の空

「私が、その半分でも肩代わりできたらいいのにね…」

悠里さんの言葉が、針となって私の心に突き刺さる。

『やめて!』

とっさに、そう思った。

『私の居場所を奪わないで!!』

と、心の声が叫んでいる。

でも、その言葉が聞こえるはずもない、お兄ちゃんが、決定的な一言を口にした。

「悠里さえよければだけど…」

と、前置きしてから、

「結婚、早めてもらえないか!?」

と。

それは、一番聞きたくない言葉だった。