一気に全速力で走る あいつがいた.. 今日玄関取っ手だ待ち合わせして一緒に帰る はずだった夏姫が 走り抜けていったのだ.. 俺はゆりなのことを忘れ 雨の中ずぶ濡れになりながら走り続ける夏姫を 呼んだ.. いつもなら何がなんでも 振り返るあいつが... 振り返らなかった