ねぇ、好き?




あたし…きょうの帰りの態度、あんなだったから悠ちゃん呆れてるんじゃないかなぁ。



悠ちゃん、あたしより1つ下だけど



あたしよりしっかりしてるもん…。



きっと、子どもみたいなあたしになんか…。



『こら、真結!悪いこと考えてるんじゃないよ―?』



「う…」



『とにかく、あしたちゃんと話し合うこと。…もし泣くことになったら、あたしの胸貸してあげるからさ!』



「ありがと…」



“特別だよ―?”



そう言って笑う沙奈のおかげで、いつの間にか涙は乾いていた。