私はワクワクしながら、そのメールを開封した。


From:ダイト
―――――――――――
今、仕事終わった!
まだ淋しいの?


仕事だったんだ。


それで、メールに気付かなかったんだ。


そのため、すぐにメールを返せなかったんだ。


そう思うと、何だか安心した。


メールに気付いても、携帯電話の外の世界を優先していた。


私よりも、そちらの方がダイトにとっては大切。


実際は、そうなのかも知れない。


しかし、そうは思いたくなかったんだ。


私はダイトに、誰よりも優先して欲しい。