第二ボタンと春の風



いやだよ、なんて言えるわけなくて。


『いいよー。
それくらい楽勝!』


とかなんとか答えた私は、
今日も2人が仲良くなるための手伝いをしている。



麻衣は大事な友達だし、

麻衣はなんにも悪くない。


だけど、思うんだ。


あのとき、

旅館で

私がほんの少しの勇気を出せていたら。