第二ボタンと春の風



「お帰り亜紀……
どうしたの?」


玄関に姿を現した私をみたお母さんは、
心配そうに眉をひそめた。


私は疲れただけなの、と首を振って、

寝るから起こさないでとだけ告げ、




そのまま1週間、
部屋からほとんど出なかった。