ケイカ -桂花-

「でもさー、学校でするかなぁ?ツメが甘いよねー」

フッと鼻で笑った。

よくあること、だし。

「そうね・・」

少し間を置いて、ケイが続けた。

「だけど、そっちが浮気かもよ?ハナが本命で、魔が差したとか」

その言葉は、まだ完全には固くなってない柔らかな場所に届いて刺激を与えた。

「でもっ、もし、そうだとしても浮気した時点でアウト、・・だよ」

小さくなった語尾を隠す様にカップを口に運んだ。

「ハナは、今も好き?彼の事」

「なに言って・・、んなわけ無いじゃんっ」

「もう嫌いになった?」

「そういう問題じゃない」

「じゃあ、どういう問題よ?」