ケイカ -桂花-

「私、2股かけられちゃった。ハハッ」

入れたてのお茶を一口飲んで言った。

ケイがまたさっきの驚いた顔をして見つめた。

その目を逸らして、もう一口飲む。

「熱ー、やけどしたっ」

大げさに言って舌を出して見せた。

「あの彼氏?」

ちょっと、私のやけど無視?この舌の立場はー?

「そう、そう。あの彼・・氏って、うーん彼氏じゃなかったのかも。2股じゃなくてただの浮気相手だったのかも?」

そっちの方がよくある事だし。

「それってちゃんと確かめたの?勘違いじゃなくて?」

「違うよっ、キスしてたの見たもんっ。しかも相手は私の友達だよっ?」

ハッ、ハッ・・・。

息が切れるほど必死になって言っていた。